POKER × POKER
← トーナメント一覧
aerial view of city buildings during daytime
Photo: Logan Armstrong / Unsplash
MILLIONS

partypoker MILLIONS

パーティポーカー・ミリオンズ

巨大保証額が売り。大会場に大人数を集める『百万ドル保証』のライブシリーズ。

概要

MILLIONS は大手オンラインルーム partypoker が展開するライブトーナメントシリーズ。『百万ドル(時に数百万ドル)保証』の巨大賞金プールを掲げ、大会場に大人数を集めるスケールの大きさが特徴。

バルセロナやバハマなどで開かれる MILLIONS World をはじめ、世界各地でイベントを開催。オンライン予選(partypoker)から破格のバイインで本戦を狙えるため、夢のある大型フィールドが形成される。

配信・プロモーションにも力を入れ、2010年代後半のライブポーカー活性化を牽引した存在。大きな保証額に惹かれた世界中のプレイヤーが集まる。

特徴

巨大な保証額

『百万ドル保証』級の賞金プールで、規模の大きさが最大の魅力。

オンライン連動

partypokerの予選から格安で本戦へ。夢のある大型フィールドを形成。

エンタメ志向

配信や演出に注力し、ライブポーカーの盛り上げ役を担ってきた。

主な大会・シリーズ

MILLIONS World

シリーズの旗艦。巨額保証のメインイベント。

各地のMILLIONSステージ

欧州・カリブなどで開催される大型イベント群。

オンライン予選

partypokerで少額から本戦シートを狙える。

豆知識

  • 『保証額(ギャランティ)』の大きさを前面に出す集客が特徴。
  • partypokerは老舗の大手オンラインルームで、ライブ展開の中核がMILLIONS。
  • 大型フィールドゆえ、アマチュアにも大金を狙うチャンスがある。

FEATURE — 調査記録

partypoker MILLIONS——「百万ドル」を号砲に、群衆を呼び集めた巨獣

序章——「百万ドル」という一語が持つ引力

ハンターの世界では、試験会場の入口に掲げられた懸賞金の額が、集まる者の顔ぶれを決めます。桁が一つ増えるだけで、街の遊び人も、名の知れた凄腕も、同じ扉の前に並ぶ。partypoker MILLIONS(パーティポーカー・ミリオンズ)が2017年にポーカー界へ持ち込んだのは、まさにその発想でした。

MILLIONS の看板に書かれた言葉は、いつでもたった一つ——「保証(ギャランティ)」。誰が勝つか、何人集まるかは分からなくても、賞金プールの最低額だけは主催者が約束する。運営にとっては巨大な賭けであり、プレイヤーにとっては「参加すれば必ず大金がそこにある」という安心の証書です。この号砲が鳴った瞬間、大会場には世界中から人が押し寄せました。本稿では、この巨獣がどう生まれ、どこで吠え、どんな傷を負い、そして今も生きているのかを追います。

大型トーナメント会場に並ぶポーカーテーブルの海

2017年、パーティポーカーの逆襲

MILLIONS を語るには、まず母体である partypoker(パーティポーカー)の立ち位置を押さえる必要があります。partypoker は2000年代前半、オンラインポーカー黎明期の絶対王者でした。しかし2006年に米国でオンライン賭博を規制する UIGEA が成立して米市場から撤退すると、その主役の座は競合に奪われ、長い低迷期に沈みます。

転機は2010年代半ば。親会社の体制が整い、巨額のマーケティング投資とともに「partypoker 復活」の号令がかかります。ポーカーニュースが2017年の重大ニュースの一つに「partypoker の復活(resurgence)」を挙げたほど、その勢いは業界を驚かせました。そのライブ展開の中核として2017年1月に発表されたのが、グローバルツアー「partypoker LIVE」と、その旗艦シリーズ MILLIONS だったのです。掲げたのは、当時としては挑戦的な数百万ドル規模の保証額。低迷から這い上がる企業が、いきなり業界最大級の看板を掲げてみせた——その大胆さこそが MILLIONS の出発点でした。

創設秘話——英国の聖地から始まった

MILLIONS が最初に産声を上げた場所は、ラスベガスでもモンテカルロでもありませんでした。イングランド・ノッティンガム郊外にある会員制ポーカークラブ「ダスク・ティル・ドーン(Dusk Till Dawn/DTD)」。英国ポーカー界の名物人物ロブ・ヨンが率いる、欧州屈指の巨大ポーカールームです。partypoker はこの聖地と手を組み、2017年4月に初のライブ MILLIONS メインイベントを開催しました。

なぜ既存の華やかなカジノではなく、この英国のクラブだったのか。理由は明快です。DTD は「大人数を一度に捌ける」数少ない会場であり、しかも英国には熱心なポーカー文化の裾野が広がっていました。巨大な保証額を掲げて群衆を呼び込むというMILLIONSの思想を実証するには、まさに理想の実験場だったのです。この選択は、後に MILLIONS がバルセロナやバハマといった世界の大舞台へ広がっていく際の「型」——大会場に大フィールドを詰め込むスタイル——の原型となりました。

最初の伝説——マリア・ランプロプロスの100万ポンド

記念すべき第1回ライブ MILLIONS メインイベントは、バイイン £5,300、保証額 £6,000,000 という規格で行われました。特徴的だったのは「フェーズ制」です。£550 の予選(フェーズ1)をライブ・オンラインで多数開催し、勝ち上がった参加者を本戦に合流させる方式で、これにより述べ6,500人超がフィールドに流れ込みました。直接エントリーの564人と合わせ、最終的な賞金プールは £6,017,395 に達し、見事に保証を超過します。

そして優勝を掴んだのが、アルゼンチン出身のマリア・ランプロプロスでした。彼女はヘッズアップでジェイコブ・マルハーンを下し、優勝賞金 £1,000,000 を獲得。これは当時の英国ポーカー史でも最大級の一等賞金であり、女性プレイヤーがこれほどの規模のオープンイベントを制した事実も大きな話題となりました。MILLIONS は初戦から「アマチュアにも百万を狙うチャンスがある」という約束を、最も鮮烈な形で証明してみせたのです。

優勝トロフィーとチップを前にしたポーカーチャンピオン

オンラインへの飛び火——MILLIONS Online誕生

ライブでの成功を受け、partypoker は同じブランドを自らの主戦場——オンライン——へ持ち込みます。2017年12月、「MILLIONS Online」が初開催されました。保証額は $5,000,000。オンライントーナメントとしては十分に野心的な数字でしたが、フタを開ければ1,047エントリーが集まり、賞金プールは $5,135,000 に到達。partypoker史上最大のオンライン大会となりました。

初代王者となったのは、ジョナサン・"sordykrd"・ヴァン・フリート。彼が手にした優勝賞金は $1,027,000、まさに「百万ドル」の名にふさわしい額でした。ライブとオンラインの双方に同じ MILLIONS の看板を掲げたこの二正面展開は、partypoker の強みを最大化する戦略でした。オンラインルームの巨大な会員基盤から予選を通じてライブ本戦へ人を送り込み、逆にライブの熱狂をオンラインの集客へ還流させる——この循環こそが、MILLIONS を短期間で一大ブランドへ育てた原動力です。

$2,000万保証という賭け——最大のターニングポイント

MILLIONS の歴史を語るうえで、2018年のMILLIONS Onlineは決して外せません。partypoker はこの年、オンラインメインの保証額を前年の4倍、$20,000,000 へと一気に引き上げました。オンラインポーカー史上、単一トーナメントでこの規模の保証を掲げた例は、それまで存在しませんでした。

これは経営的には巨大なリスクを伴う決断です。もし人が集まらなければ、不足分(オーバーレイ)を主催者が身銭で埋めねばなりません。$20,000,000 という数字は、業界に「本気度」を示すと同時に、失敗すれば大やけどを負う諸刃の剣でした。結果は——4,367エントリーが殺到し、賞金プールは $21,385,000。保証を約1割上回り、当時「史上最も賞金プールの大きい単一オンライントーナメント」の称号を獲得します。優勝はマヌエル・"Sheparentao"・ルイヴォで、賞金は約 $2,720,000。この賭けの勝利によって、MILLIONS は「巨大保証を掲げて必ず超過させるシリーズ」という評判を確立したのです。

バルセロナの熱狂——欧州を舞台にした旗艦

英国で生まれた MILLIONS は、やがて大陸の華やかな舞台へと歩を進めます。その象徴が、地中海の陽光あふれるスペイン・バルセロナでした。2018年の「MILLIONS Grand Final Barcelona(グランドファイナル・バルセロナ)」は、バイイン €10,300、メインイベント単体で €10,000,000 保証という大型企画です。

1,175エントリーが集まり、賞金プールは €11,397,500 に到達。優勝はカナダ人プロのパスカル・ルフランソワ(当時31歳)で、賞金 €1,700,000(約 $2,108,000)を掴みました。バルセロナは温暖な気候、海辺のリゾート、そして欧州各地からアクセスしやすい立地という三拍子が揃い、ポーカープレイヤーにとって「行きたくなる開催地」の代表格です。MILLIONS はこうした都市の魅力を巧みに取り込み、単なる大会ではなく「遠征の口実になるイベント」へと昇華させました。大会場に世界中の顔が集うその光景は、まさにハンター試験の会場のようでした。

地中海に面したバルセロナの街並みとカジノ

バハマの怪物——25万ドル・スーパーハイローラー

MILLIONS のもう一つの顔は、カリブ海の楽園バハマにありました。2019年、partypoker は「Caribbean Poker Party(カリビアン・ポーカー・パーティ)」と連動する形で、リゾート施設バハ・マールを舞台に「MILLIONS World Bahamas」を開催します。ここで行われた $250,000 スーパーハイローラー・ボウルは、MILLIONS史上でも屈指の名勝負を生みました。

51エントリーという少数精鋭のフィールドを制したのは、カナダのダニエル・ドヴォレス。彼が手にした優勝賞金は $4,080,000 に達しました。準優勝のウァイ・レオン・チャンも $2,667,500 を獲得し、3位に入ったキャシー・レーンは「スーパーハイローラー・ボウルでキャッシュした初の女性」として名を刻みます。ファイナルテーブルにはエリック・サイデルやジャスティン・ボノモといった世界最高峰のプレイヤーが顔を揃え、映像配信を通じて世界に届けられました。ドヴォレスはこの活躍もあり、partypoker LIVE ツアー通算獲得賞金(約 $4,727,291)で歴代最高の勝者となっています。

チャンピオン列伝——巨獣を仕留めた者たち

MILLIONS の玉座に座った顔ぶれを眺めると、そこには一つの共通点が浮かびます。名うてのプロもいれば、無名から一夜で百万長者になったアマチュアもいる——保証額が生む巨大フィールドは、実力者と幸運の使者を等しく飲み込むのです。以下は、確認できた主要チャンピオンの一部です。

イベント優勝者主な優勝賞金
2017MILLIONS UK(ダスク・ティル・ドーン)マリア・ランプロプロス£1,000,000
2017MILLIONS Online(初開催)ジョナサン・ヴァン・フリート約 $1,027,000
2018MILLIONS Grand Final Barcelonaパスカル・ルフランソワ約 €1,700,000
2018MILLIONS Online($20M保証)マヌエル・ルイヴォ約 $2,720,000
2019MILLIONS Onlineベンジャミン・シャロ約 $2,259,113
2019MILLIONS World Bahamas $250K SHRダニエル・ドヴォレス$4,080,000
2021MILLIONS Onlineエンドリット・ゲチ約 $774,838

ランプロプロスの快挙、ルフランソワの欧州制覇、ドヴォレスのカリブ海での爆発——顔ぶれは国籍も経歴もばらばらですが、いずれも「保証額に呼ばれて集まった大群衆を、最後の一人になるまで勝ち抜いた」という点で共通しています。

記録と数字——保証額の系譜

MILLIONS というシリーズの本質は、結局のところ「数字」に集約されます。とりわけオンラインメインの保証額の推移は、このブランドの野心と時代の変化をそのまま映す年輪のようなものです。

MILLIONS Online 保証額参考バイイン実際の賞金プール(判明分)
2017$5,000,000$5,135,000
2018$20,000,000$21,385,000
2019$20,000,000$10,300$21,070,000
2021縮小($5.3Kバイイン)$5,300$5,420,000
2022$2,000,000$3,200
2025$500,000$530

この表からは、一つの物語が読み取れます。2018〜2019年の $20,000,000 という頂点。そこから徐々にバイインと保証額を下げ、より多くの一般プレイヤーが参加しやすい「間口の広いシリーズ」へと軸足を移していく流れです。頂点を極めた後、より持続可能な規模へと着地する——巨獣もまた、時代に合わせて姿を変えてきたのです。ちなみに MILLIONS Online は、パンデミックで中止となった2020年を除き、2017年から毎年開催され続けてきました。

事件とスキャンダル——巨大化がもたらした影

巨大な賞金と大群衆が集まる場所には、必ず影が差します。MILLIONS そのものを直撃した大事件は幸いにも記録されていませんが、母体である partypoker のエコシステムは、いくつかの騒動と無縁ではありませんでした。

最も業界を揺るがしたのは、2022年に元プロのマーティン・ザマニが高額プレイヤー、ブライン・ケニーに対して行った告発です。partypoker上でのゴースティング(他人による代行操作)、リアルタイムアシスト(RTA)の使用、マルチアカウント、サテライトでの共謀強要などを主張するもので、真偽をめぐって長く議論が続きました。また partypoker 側も不正対策を強調しており、2019年後半以降におよそ2,000の不正アカウントを閉鎖し、約 $1,900,000 を正当なプレイヤーへ再分配したと公表しています。2024年には、あるスピン&ゴー高額当選者の口座が所在地に関する書類不備を理由に凍結・没収されたと報じられ、賞金没収の是非が改めて議論を呼びました。

これらは MILLIONS 本体の物語ではありませんが、「巨大なオンライン基盤に大金が流れ込む」という MILLIONS の成功構造が、そのまま不正の誘惑と表裏一体であることを示す教訓でもあります。

大会の空気・現地の風景

数字の裏側には、会場の空気があります。MILLIONS の開催地に一歩足を踏み入れると、まず圧倒されるのはテーブルの数です。何百というテーブルが整然と並び、フェルトの緑が視界の端まで続く。ディーラーのシャッフル音とチップの触れ合う金属質な響きが、会場全体で一つの低いうねりを作り出します。

英国のダスク・ティル・ドーンでは、地元プレイヤーの熱気と独特のクラブ文化が漂い、バルセロナでは地中海の陽光と観光気分が卓上に持ち込まれ、バハマのバハ・マールではリゾートの解放感の中で高額プレイヤーたちが火花を散らしました。MILLIONS が上手かったのは、こうした「土地の個性」をイベント体験の一部として売り込んだことです。単に勝ちに行く場所ではなく、「その街に行く理由」としてトーナメントを設計する——配信や演出への投資と相まって、MILLIONS は2010年代後半のライブポーカー活性化を牽引する存在となりました。会場に集う多国籍の群衆は、まるで一枚のライセンスを求めて世界中から集まった受験者たちのようでした。

リゾート地のポーカーフロアに集うプレイヤーたち

日本人プレイヤーとの接点

MILLIONS の主戦場は欧州とカリブ海であり、記録の前面に日本人チャンピオンの名が大きく残っているわけではありません。この点は正直に記しておくべきでしょう。ただし、それは日本と無縁だったという意味ではありません。

MILLIONS の核心はオンライン予選との連動にあり、partypoker のアカウントを通じて世界中のプレイヤーが少額から本戦シートを狙える設計でした。地理的に離れた日本のプレイヤーにとっても、オンライン経由でこうした巨大フィールドへ挑む道は理屈のうえで開かれていたことになります。2010年代後半以降、日本国内でもアミューズメントカジノやポーカー人口が着実に広がり、海外の大型シリーズへ遠征するプレイヤーが増えていきました。MILLIONS が体現した「オンラインから世界の大舞台へ」という潮流は、そうした日本人プレイヤーの海外挑戦の背景をなす、時代の空気そのものだったと言えます。

参加方法とサテライト文化

MILLIONS を語るうえで欠かせないのが、「サテライト」の文化です。巨大な保証額を掲げるトーナメントほど、本戦のバイインは高額になりがちです。$10,300 や €10,300 といった額は、多くのアマチュアにとって簡単に出せる金額ではありません。そこで機能するのが、少額から本戦シートを勝ち取るための予選——サテライトです。

MILLIONS はこの仕組みを徹底的に磨きました。オンラインでは数ドル・数十ドル規模の予選から段階的に勝ち上がれる階段が用意され、ライブでは前述の「フェーズ制」によって £550 のような手頃な入口から本戦フィールドへ合流できました。この設計こそが、あの巨大フィールドを生む秘密です。理論上は、わずかな元手から始めて百万ドル級の頂点まで一直線に駆け上がることも不可能ではない——その「夢の階段」があるからこそ、世界中のプレイヤーが集まったのです。なお、本稿はあくまで歴史と仕組みの紹介であり、参加を勧めるものではありません。実際の参加可否や条件は、居住地の法制度や各運営の規約に従う点にご留意ください。

パンデミックと再起——2020年以降の航跡

順風満帆に見えた MILLIONS も、2020年には試練に直面します。新型コロナウイルスの世界的流行により、ライブイベントは軒並み停止を余儀なくされました。この年、partypoker は通常の MILLIONS Online を見送り、代わりにカリビアン・ポーカー・パーティをオンラインで展開する形を採ります。カリブ海でのライブ版 CPP はパンデミックによって足を止めました。

しかし MILLIONS は消えませんでした。2021年にはオンラインメインのバイインを $5,300 へ引き下げて再始動し、1,084エントリー・賞金プール $5,420,000 を集めます。優勝は英国のエンドリット・ゲチで、ブラジルのフランシスコ・コレイアとのヘッズアップ合意の末に約 $774,838 を獲得しました。2022年にはバイイン $3,200・$2,000,000 保証と、より身軽な規格へ調整。さらに2025年には $530 バイイン・$500,000 保証のメインとして開催され、「間口の広いシリーズ」への転身を明確にしています。頂点を極めた巨獣が、時代に合わせて体を絞りながら生き延びる——その姿には、むしろしぶとさを感じさせます。

蘊蓄コーナー——MILLIONSの小ネタ集

最後に、MILLIONS を語るときにひとつ挟むと通っぽく聞こえる小ネタを並べておきます。

第一に、MILLIONS の生まれ故郷がラスベガスではなく英国ノッティンガムの会員制クラブ「ダスク・ティル・ドーン」だったという事実。華やかなカジノの印象が強いブランドですが、そのルーツは意外にも英国のポーカー文化にあります。

第二に、初代ライブ王者マリア・ランプロプロスが女性であり、当時の英国ポーカー史で最大級の一等賞金 £1,000,000 を掴んだこと。「アマチュアにもチャンスがある」という MILLIONS の理念を、最初の大会が体現してみせたわけです。

第三に、2018年の $20,000,000 保証が「当時、単一オンライントーナメント史上最大の賞金プール」を生んだこと。そして第四に、2022年には「Poker Apes」を名乗る NFT の配布企画まで打ち出し、時代の流行を貪欲に取り込もうとしたこと。巨大保証で群衆を呼ぶという一貫した軸を持ちながら、細部では常に時代の風を読んで手を変えてきた——それが MILLIONS というシリーズの正体です。

小ネタポイント
発祥地英ノッティンガムの会員制クラブ DTD
初代ライブ王者女性のマリア・ランプロプロス(£1,000,000)
史上最大級の保証2018年オンラインの $20,000,000
話題づくり2022年に NFT 配布企画も実施

まとめ——この舞台が呼んでいる

partypoker MILLIONS の物語は、たった一語から始まりました。「保証(ギャランティ)」——誰が来るかも分からない大会場に、あらかじめ賞金の山を積んでみせる大胆さ。低迷から這い上がろうとした企業が、その号砲を鳴らした瞬間、世界中のプレイヤーが同じ扉の前に並びました。

英国のクラブで生まれ、オンラインで爆発し、バルセロナの陽光とバハマの海で頂点を極め、パンデミックを越えて身軽に生き延びる。$20,000,000 という頂を築いた後、より多くの人が挑める間口へと姿を変えながら、MILLIONS は「巨大保証で群衆を呼ぶ」という一本の軸をぶらさずに歩んできました。マリア・ランプロプロスの100万ポンドも、ダニエル・ドヴォレスの400万ドルも、無名の予選通過者が本戦の椅子に座った一瞬も、すべては同じ号砲が呼び寄せたものです。

ハンター試験の会場がそうであるように、この舞台の入口には今も懸賞金の額が掲げられています。その数字を見上げてどう動くかは、あなた次第。MILLIONS の歴史は、「集まった群衆の中で、最後まで立っていた者だけが名を刻む」という、ポーカーという競技の最も純粋な真実を、桁外れのスケールで語り続けているのです。


主な参照元(英語):